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大連のゲームセンター

 JAMMAショーが終わり、中国の大連に行って来ました。
 大連には歴史的な建築物がたくさんあり、今もそのまま使われています。かと思えば近代的な高層ビルもあって、歴史と現代が入り混じった不思議な町でした。
 今回はゲームの仕事とはまったく関係のない新規事業での出張でしたが、ゲーム業界に携わる一員としての基本ですので、市内のゲームセンターを見て回って来ました。
 大連市内には十数店のゲームセンターがあり、少し古い日本製品中心の営業をしています。比率としては日本製品65%:中国・台湾製品35%といったところでしょうか。
 人気があるのはドライブゲーム、ビデオゲーム、メダルゲームですが、中でもどこのゲームセンターでもほとんど満席だったのがリデンプションのメダルゲーム機でした(セガさんのキッズ屋台村風の屋根のない筺体)。
 海外のゲームセンターではほぼリデンプションが認められており、人気の中心はリデンプション機です。景品は日本のプライズ様のものや日用品、電化製品など、全部その辺で買えるような商品ばかりですが、やはりゲームの結果が形になるというのは人間の本能として好まれるのでしょう。

 各国を見て回って思うことは、アメリカをはじめとするほとんどの国で、また、賭博を厳しく罰する中国でもリデンプションが認められているのに、なぜ日本だけリデンプションが認可されないのでしょうか。
 日本には賭博行為刑法185条および186条に「賭博及び富くじに関する罪において賭博行為を禁止する」という条文があり、これに抵触するということでゲームセンターでのリデンプションは禁止されています。
 ただ、実際に海外のゲームセンターをご覧になられた方であれば同じ感想と思いますが、ゲームセンターにおけるリデンプションは「賭博」とはまったく異質なものです。むしろ縁日の輪投げや射的の延長といった感じでしょうか。市民感覚と行政のとらえ方にはそれほど隔たりがあるということです。
 リデンプションは、携帯アプリやコンシューマーゲームに押されて年々縮小を続ける業務用ゲーム業界の巻き返しのきっかけになるのではないかと思います。是非とも認可を期待したいところです。

 たまたま入ったゲームセンターの中に、セガさんの『お祈り大明神』がありました。店内に入ったところでちょうどボーナスゲームが始まり、6名ぐらいのお客さんが一斉に鈴緒を激しくジャランジャラン振り始め、何事が起こったのかとびっくりしてしまいました。
 私は世界のゲームセンターやカジノでシグマの機械を見つけると「まだ頑張ってくれてるんだ!」と胸が詰まってウルウルし、持っているハンカチやタオルで筐体を磨いてきてしまいますが、他のメーカーさんの機械でも古い機械を見かけると、「お、頑張ってるね!」と声をかけてポンと背中(?)を叩いてきます。
 メンテナンスが行き届いて、筺体もきれいでしたので、まだまだ大丈夫かと思います。日本のゲームセンターで現役を終えた機械に第二の人生があって、活躍できる場がある。素晴らしいことです。
 当社の業界での役割はまさにこの部分と思いますので、これからも頑張る所存です。

 今回の出張でも、たぶん一生のお付き合いになると思うような、たくさんの出会いがありました。
 中でも、素晴らしい仕事ぶりの女性三人とお会いしました。その三人は、レストラン経営者、エステティシャン、商社社長と、皆さんまったく違うお仕事ですが、共通するのは、プロフェッショナルに徹した、ほれ惚れするようなお仕事をされていたことです。
 仕事柄、日本中世界中の様々な職業の方とお会いしますが、性別、年齢関係なく、プロフェッショナルな仕事は人を感動させます。
 少しの間に本当に近しくなりましたので、別れ際にそれぞれ抱き合って涙ぐみながら再会を誓い、私も負けていられないと強く思いながら帰って参りました。

 本日よりホームページのトップページが秋バージョンに模様替えです。
 大連に行っている間に季節が一気に進んでしまいました。朝晩めっきり冷え込むようになりましたので、皆さんくれぐれもお身体にはお気をつけて下さい。
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AOU全国大会

 9月8日、9日と、AOU全国大会に参加して参りました。今年は北海道ということで人気が高く、史上最高の参加者数だった昨年の沖縄に続き170名以上もの方が参加されました。

 総会の内容は定款の変更ならびに各部会からの活動報告で、部会長はじめ各部会を運営される皆さんは、本業でお忙しい中での活動で本当に頭が下がる思いでした。
 総会の最後にはさる県の会長さんから、栃木県AOUから各県に出された要望書について、収益の低下が続く中、オペレーター団体としてメーカーにもっと協力してもらえるよう働きかけをしていただきたいとの提言があり、それを受けて、今後協会として議論をして行こうということになりました。
 今回限られた時間の中では、踏み込んだ議論は難しいとは思いましたが、業界の礎(いしずえ)は間違いなくオペレーターの収益力であり、ここが揺らげば業界に未来はありません。長引く不況、東日本大震災、原発事故の影響による電力制限、消費税増税論の再燃と、オペレーターにとって厳しい環境が続く中、業界一丸となって業務用ゲーム市場を盛り上げていっていただきたいと、切に願うばかりでした。
 この件につきましては、是非とも継続協議していただきたいです。

 総会と宴会の間に1時間ほど時間がありましたので、札幌市内のゲームセンターを回りました。見られたのは6店舗程度でしたが、メーカー系のゲームセンター、広域オペレーターのゲームセンター、地元オペレーターのゲームセンターと、それぞれ特色がくっきりと浮き彫りにされていました。狭い地域に密集しているのはしょうがないことですが、どちらにも頑張って欲しいと、心の中で応援してきました。
 また、到着時には千歳空港の中にできた共和コーポレーションさんのお店も訪ねてみました。入り口に「AOUの皆さん、ようこそ北海道へ……(以下略)」と書かれたポスターが掲示してあり、店長さんのお気遣いを感じました。到着してすぐに見に行かれて、あのポスターを見てニコっとされた方も多かったのではないでしょうか。店内も空港内という特殊な立地を考慮した素晴らしい運営をされていました。
 千歳空港の中には、ドラえもんミュージアム、ロイズのチョコレート工場、シュタイフ社の等身大の動物のぬいぐるみ動物園など、話題性のある施設がたくさんできていました。北海道に行かれる方は、空港でも十分な時間をとって視察されることをお勧めします。

 二日目は旭山動物園、千歳サーモンパークへ行ってきました。どちらも大変見応えのあるスポットでしたが、何よりも素晴らしかったのは、引率して下さった北海道AOUのスタッフの皆さんです。細部にまでお心配りいただき、思い出に残る楽しい一日を過ごさせていただきました。
 総会からはじめ、宴会、二次会、翌日のゴルフコンペ、観光と、北海道AOUの皆さんからは最高のおもてなしをしていただきました。参加された皆さん大満足でしたし、北海道の大ファンになったのではないでしょうか。
 北海道AOUの皆さん、AOU事務局の皆さん、本当にお世話になりましてありがとうございました。

 一年に一度、全国のオペレーターさんが一堂に会して、同じご飯を食べて、同じお風呂に入り、一緒にレジャーを楽しむ。日常から離れ、普段できない体験を共有することで、業界の一体感が生まれるとても良い機会だと思います。
 来年は当社が所属する神奈川AOUが幹事ですので、皆さんに感動していただけるおもてなしをしなくてはと張り切っております。
 一生懸命頑張りますので、皆さん是非ともご参加下さい。

中国GTIショーを視察して

 先月、中国広州市で開催された『GTI ASIA CHINA EXPO 2011』について、概要をご報告します。

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1. 名  称   広州アミューズメントマシン国際産業展(GTI ASIA CHINA EXPO 2011)
2. 開催場所  中国/広州市
3. 開催期間  2011年8月25日~27日
4. 出展社数  第1回2009年  110社
           第2回2010年  135社
           第3回2011年  195社
5. 来場者数  第1回2009年  12,541名(19カ国)
           第2回2010年  約20,000名(国別未集計)
           第3回2011年  約38,000名(国別未集計)
6. 特  徴    台湾の業界団体GTIの主催中国国内のアミューズメント関連ショーとしては年間最大
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 一昨年よりスタートし第3回を数える今年のGTIショーは、まさに世界最大のショーとも言える大盛況ぶりでした。

 一昨年初めて見た時は、展示機械の7~8割程度が日本製品もしくは日本製品のコピーで、中国製品は完成度も低く、まだまだ日本のメーカーの脅威になるようなことはないと思いましたが、昨年、今年と、回を重ねる毎にオリジナルの比率が増え、出展ジャンルが幅広く、また、同じジャンルの中でもたくさんのメーカーが競合し合い、完成度の高い製品を作るようになってきました。ガラパゴス化が進み、マニアなジャンルに偏った近年の日本のショーとは違い、マシンのすそ野が広い、見応えのあるショーとなっていました。

 世界のアミューズメントの中心は間違いなく中国に移っています。日本はもはや諸外国からアジアのアミューズメントのリーダーと思われていないかも知れません。それは、真っ向勝負からそうなったのではなく、日本の各メーカーが世界各国の市場が望む機械を作るのをやめてしまったからに他なりません。諸外国どころか、日本の多くのオペレーターでさえ、諦観と失望感を抱いているのではないでしょうか。

 会場には何百人もの日本人の業界関係者が来場し、皆さん一様に熱気と活気に感心されていました。今後、中国からいかに機械を仕入れるかが日本のオペレーション再生のカギになってくるのかも知れません。

 当社はメーカーでもオペレーターでもありませんが、だからこそ、客観的に見られる部分があるのではないかと思っています。今回の中国のGTIショーが日本のゲーム業界にとって、また昔のような活気を呼び戻す刺激になってくれればと願いながら見て参りました。

 GTIショーの会場内と広州市内のゲームセンターを撮影してきました。ご覧になりたい方は弊社スタッフまでお申し越し下さい。
  
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これからの海外の主要なショースケジュール

  ●G2Eショー(米国/ラスベガス)   2011年10月4~8日
  ●ENADAショー(イタリア/ローマ)  2011年10月12~14日
  ●G&Aショー(中国/中山市)     2011年11月3~5日
  ●IAAPAショー(米国/フロリダ)    2011年11月14日~18日
  ●CIAEショー(中国/広州)      2012年3月9~11日

※視察を希望される方は、お気軽に弊社販売担当者へお問い合わせ下さい。
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 「新鮮」と「前進」の一環として、ホームページをリニューアルしました。トップページをデザインして下さったのは、シグマ時代にシグマの会社イメージに関わる印刷物(会社案内、製品カタログ、カレンダー、店舗キャンペーン販促物等)のほとんどをお願いしていたデザイナーさんです。イラストの何とも言えない味わいが大好きで、フロックの社名ロゴもこの方にお願いしました。

 季節によってトップページのイラストも変えていきますので、どうぞお楽しみに。
プロフィール

株式会社フロック高倉章子

株式会社フロック高倉章子
新卒でゲーム業界に飛び込み早や35年超、日本のゲームセンターの歴史とともに歩んできた仕事人生でした。世界中のゲーマーとゲームに携わるお仕事をされている方たちが、笑顔になれるお手伝いをさせていただきたいです♪

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